オジサン NOW

還暦過ぎたオジサンのつぶやき

「友人に会いに、東川町に行こう!」

故郷の自分の家と友人Tの家は、道路を挟んで、すぐ斜め向かいだった。自分が産まれたその家は、隣の呉服屋の借家だった。親父は土建屋を始めて、友人Tの家は靴や玩具などを売っていた店だった。そのときからの付き合いになる。

まだ小学生に上がる前だと思うが、この小さな町にも小児麻痺の流行がささやかれ、お袋が友人Tの母親と相談して、高価なワクチンを自分とTに半分ずつ分けて注射したそうだ。ワクチンを分け合った仲なのだ。

2人とも地元の小中学校に通い、その後、2人とも旭川に出て下宿し、同じ高校に通った。そのときまで、それほど親しくはなかった。その後、2人とも東京の大学に行ったが、一度も会うこともなく、自分は卒業後、札幌の会社に勤めた。2年後に、故郷の隣町で父親が経営する水産加工場に勤めることになった。1年目は事務仕事だったが、2年目から工場の仕事になった。    

         

そのときに、田舎の実家の店で既に働いていたTに再会した。故郷でまた会うとは、不思議な縁があると思った。そして、Tは田舎から6年前に店をたたんで、上川郡東神楽町に家を建てて移って来た。自分は、ここはずっと旭川市の一部だと勘違いしていたが、旭川市と隣接する町なのだ。この町に「旭川空港」があるので、ややこしい。

Tは、ここも寒くて雪の多いところだが、故郷から比べたらずっと楽だと言っていた。歳も歳だし、自分もTも体調があまり良くないので、ラインでは頻繁にやり取りしているが、そろそろ会っておかないと、お互いにもう「現物」に会えないかもしれない、という気持ちがある。それで、今の内に会いに行こうかと。

会うのは、Tの町のすぐ隣にある東川町を予定している。ここも、上川郡で旭川に隣接した町だ。東川町は、本州からの移住者が非常に多いところで、洒落た店が多い。自宅で使う水は、近くの大雪山から流れてくる天然水だそうだ。これだけでも、すごい。ただ、場所によっては天然水が使えないところがあるので、事前の確認が必要らしい。               

雄大な大雪山系

ルートは2つある。混んでいる道路は通りたくないので、空いている道で行きたい。高速道路を使うと1時間50分で着くが、高速料金が片道3千円もかかるし、ゆっくりドライブがてら行くつもりだ。各市を通る一般道で行くと約2時間30分なので、高速と40分違う。富良野を通る道だと、2時間40分かかる。ただ、道は空いていて景色がいい。

このルートがいいと思うし、今まで5~6回走ったことがあり、ナビもあるから迷いはしないだろう。朝8時半に家を出て、昼11時頃に東川町に到着し、一緒に食事をして、その後、喫茶店でも入って話をして、午後3時30分に向こうを発っても、午後6時頃には家に戻れる。正味4時間も話が出来たら、充分過ぎるくらいだ。

ということで、昼飯はどこで食べるか?その後の喫茶店はどこにするか?など、Tと相談して、これから決める。行くのは、7~8月頃かな。友人Uと月に1度の食事会をしているが、そのときの食事代もすべて割り勘にしている。それが1番、お互いに気を使わなくていい。「我々(わりわり)は~! 割り割りだ~!」。 (* ̄0 ̄*)ノ オォー!!

Geogle mapでルートを検索。