まずは、雪かき用の手袋だ。これが、かなり暖かいものでないと、長時間の雪かきのときに、段々と指先が冷たくなって感覚が無くなってくる。しびれるような感じになり、これがひどくなると凍傷になる。「凍傷になったら、とうしょう?(どうしよう)」などと言っている場合ではなくなる。
今まで色々な手袋を試したが、これというものはなく、中にもう一枚、薄い手袋を履いたこともあったが、面倒なので止めた。ということで、雪かき用の少しでも暖かい手袋を今も探している。
車用のスノーブラシも必需品だ。雪が少しでも降り積もったり、シバレが強くてフロントガラスや後ろのガラスが凍り付いたときなどは、これがないと困る。ブラシの面で、軽く積もった雪を払い、反対の面の固いプラスチック製のスクレーパーで、ガラスにこびりついた雪や氷をゴシゴシと削る。
面倒だと思っていい加減にやり、運転してから前面や側面や後面が見づらくて、危ない思いをしたことが多々あり、面倒だがキチンとやらないとダメだ。それと雪が積もったとき、車の天井の雪を落とさないで走ると大変なことになる。
以前、その状態で街の信号で停まったら、天井の雪がフロントガラスにドドドと落ちてきた。もちろん、ワイパーなど動かない。前は一切見えず、助手席に座っていた女房に左横を見てもらって、急いで道路脇に寄せたことがあった。これが2度ほどあった。非常に危険なので、それ以来、必ず天井の雪も落とすようにしている。
それと、絶対に手放せないのが、エンジン・スターターだ。これは非常に便利な優れもので、家の中から自宅の駐車場にある車のエンジンを、リモコンでかけることができる。冬は絶対に便利で、朝、シバレているときなどは、出かける5分前にリモコンでエンジンをかける。そして、車に乗るときはガラスの霜も溶けて、車内も暖かくて快適だ。
ただ、注意しなければならないのは、前に車を降りるときに、暖房の設定を必ず大きくしていなければならない。それを忘れてやらないために、事前にエンジンをかけても車内が暖まっていなく、車内のガラスの霜なども全然溶けていないということが多々ある。
以前、女房と冬季間に道外旅行に1週間ほど行ったことがあった。車は新千歳空港の広い駐車場に停めた。そして、旅行から帰って新千歳空港に着いたとき、広い駐車場のどこに車を停めたのか分からなくなった。そのとき、このエンジン・スターターをかけて、エンジン音を頼りに車を見つけたことがあった。
最後に、凍結防止や雪がこびりつかない防水スプレーがある。これは靴にかけると防水になるし、スコップやママさんダンプにかけておくと、雪がこびりつかないので非常に使いやすくなる。雪がこびりつく除雪道具ほど、使いづらくて能率が悪く、イライラするものはない。 ということで、そんなところか。