オジサン NOW

還暦過ぎたオジサンのつぶやき

「憂鬱な、毎年の冬の雪」

去年10月からの大雪で、今勤めているマンションの管理人は、除雪でどうにもならなくなり、2人一緒に辞めた。狭い駐車場で、雪を捨てる場所がほとんどない上に、小型の除雪車が駐車場の中に入れなくて、しかも運転手が未熟だったようで、ほとんど除雪出来なかったようだ。

そのため、管理人は掃除も一切やらないで、丸一日除雪に追われていたようだ。入居者からは苦情がずっと入っていたようで、除雪車があてにならず、どうにもならなくなったようだ。

管理人が駐車している、駐車場の端っこは鉄のアーチの入口とギリギリで、今でもやっと駐車しているのに、雪が積もって、さらに狭くなった所に駐車できるのか心配している。前にも書いたが、このマンションは全てが本州仕様なので、駐車場も雪が積もることを想定していないようで、間隔がすべて狭くて、雪を捨てる場所もほとんどない。

          

我が家も同様だ。以前、横の道路の向かいの家のオヤジが、大型トラックの運転手で、最初は裏の空き地の道路脇に、その大型トラックを停めていた。しかし、あるときから、我が家のすぐ隣の空き地に停め始めた。

それで、雪が降って積もると除雪車が朝方、雪を削って脇に除雪して行くが、その大型トラックを避けるので、我が家の雪がまったく排雪されないで、ゴッソリと残った。それで、除雪センターに電話して、大型トラックをよけさせてくれと言った。

この大型トラックのオヤジは、元ヤクザという噂があり、タチが悪そうだったので、除雪センターには、自分の名前は出さないでくれと頼んだ。相手も慣れているようで笑って「はい、分かりました」と言った。数日後に警官がオヤジの家に行って、トラックをよけるように言った。その様子を、我が家の2階からこっそりとのぞいていた。主夫は見た!

           

「いいべやなあー!」と、オヤジが大声で警官に怒鳴っている声が聞こえた。それから、大型トラックはいなくなった。今は、その場所に家が建ったので、安心していたが、ここ最近、このオヤジのワゴン車が、ずっと我が家の向かいの道路の舗道に停めてある。まさか、また冬の間も停めておくんじゃないだろうなと不安だ。

こんな雪のトラブルは、北海道では日常茶飯事で、我が家の隣りに越して来た40代の夫婦は、越して来たときに「ウチの駐車場の屋根と、お宅の物置の屋根が隣接しているので、雪が落ちたり、何かあったら言ってください」と何度も言った。自分も注意して、頻繁に声をかけている。

隣合わせになる住宅では、特にトラブルが多い。前に勤めた不動産会社でも、その苦情で毎日、何本も電話があった。隣の家の屋根の雪や雪庇が、自分の敷地や車に落ちるとか、道路に雪を捨てるので車が出られないとか、雪を捨てる場所がないとか、色んな苦情がある。今年は、いったい、どんなことになるのやら。