オジサン NOW

還暦過ぎたオジサンのつぶやき

「”女房元気で、留守がいい”、なんてね」

何度も、『和田秀樹「老後は要領」』の本から引用させてもらっているが、老後の夫婦生活についても興味深い文章があったので、また引用させてもらいます。

『近年、定年後に熟年離婚する夫婦が激増しています。この10年ほどで、「同居期間が25年以上」の中高年夫婦の離婚は、2倍以上に増えているのです。その大半は、妻から離婚を切り出したケースです。つまり、「定年退職の夫がずっと家にいる」ことに耐えられない妻が、それほどに増えているのです』と。

要は、仕事で旦那が家に居ないときは、妻は自由な時間を過ごしていたのに、ずっと居るようになって、どうにもならんということだろう。しかも、「わしも族」と言って、「わしも、わしも」と言って、妻の買い物とか、どこにも付いて行きたがるので、うるさがられているという。

今まで、家庭のためにと頑張って働き、それがやっと終わって定年退職して、ゆっくりできると思ったら、妻には邪険にされて、粗大ゴミ扱い。そして、旦那が「これから、2人で一緒に旅行をしよう!」と言うと、「1人で行ったら?」と言われたりするそうだ。すでに、気の合う女友達と一緒に、何度も楽しい旅行をしているからだという。

      

我が家も、老後は一緒に旅行して楽しもうと思っていたが、色々あって別行動になった。しかし、割り切ってしまうと、それはいいことだと思うようになった。我が家の女房は、雪が溶けると登山に行き始め、日帰りや何日か連泊して来ることがある。最後の締めは、本州の山に1週間ほど行くが、実は今日から行ったのだ。 ( ̄m ̄ ふふふ

女房が家にいないと、開放感がある。女房は、家にいるときはずっと居間にいてテレビを観たり、食事をしたり、夜もソファで寝てる。ずっと居間にいるので、何か落ち着かない。自分は、食事や風呂や冷蔵庫に物を取りに行く時以外は、ずっと部屋に引きこもりだ。

だから、女房が家にいないと、自分の部屋のドアを開けっ放しにして、音楽を大きな音で聴いたりする。それで開放感があり、1階の台所や居間にも頻繁に行ったりして、何かかにかやっている。行動範囲がずっと広くなって、活動する意欲も出てきて、木工室や物置にも何度も行くようになる。          

       

「亭主元気で、留守がいい」とよく言われるが、自分の場合は「女房元気で、留守がいい」だ。自分の身の回りのことも、普段からすべてやっているので、女房が留守でも一切困ることがない。そんなことで、自分にとって夫婦とは、どんな意味があるのだろうかと思ったりもする。まずは、今日から1週間の自由を満喫しようか!

ちなみに、今朝6時に車で、江別駅まで女房を送ってやる。大きなリュックやトランクやらで、荷物がたくさんあるからだ。送った後、朝飯を食べて準備して、朝8時20分に自宅を出て、夕方5時までパートの仕事だ。なんだかんだ言っても、女房にはいつも色々とやってやってるよなあ。女房はやらないけど。