オジサン NOW

還暦過ぎたオジサンのつぶやき

「年寄り笑うな 行く道じゃ」

高齢のバアサンが、エントランスの暗証番号を思い出せなくて、中に入れずに立ち往生していたことは前の記事で書いた。あれからも何度もあり、もう一人の管理人のときもあったようだ。午前中は酒を飲んでいないようで、自分が冗談を言うと、冗談で言い返して来るくらい達者だが、酒を飲むとヘベレケになって、さらに部屋から外に出たくなるようだ。

先日も、自分が各階の点検で1階の廊下にいたら、エントランスの方でドアをドンドン叩く音がして「誰か~!開けて~!」と叫んでる。行ってみると、あのバアサンだ。また、暗証番号が分からなくて、呂律もまわっていない。鍵がないと言うので、部屋まで一緒に行ったら、ドアは開いていて、鍵はドアの裏にかかっていた。以前とまったく同じだ。酔っている。

その後、管理人室に戻っていて、17時に帰る10分ほど前に監視カメラの画面を見たら、またエントランスでウロウロしてる。「あの、ババア!」と、思わず口に出た。もう面倒臭いから、帰るときにその近くを通るので、それまで放っておけと思っていたら、入居者が中から出て来て、オバサンも中に入って行った。

        

それと、これも前に書いた不審なオヤジだが、あれからも出没して、もう一人の管理人のときも来て、自分の時と同じような、わけが分からないことを言ったそうだ。「警察に言いますよ」と管理人が言うと、帰って行ったそうだ。しかし、そのオヤジ、その3日後の自分の出番のときに、またやってきた。

先のオバサンと同じで、エントランスの暗証番号が分からず、ウロウロしていて、入居者が出入りするときに、サッと中に入る。酒は飲んでいない。このオヤジ、泥棒か何かの犯罪がらみで、下見に来ているのかと思ったが、そうでもなさそうだ。第一、毎回、同じような帽子を被ってくる。

それと、泥棒ならエントランスに監視カメラがあるのは分かるだろうから、エントランスで毎回、ウロウロしていないだろう。だから、毎回、監視カメラに写っているので、そのオヤジの画像の印刷もしてある。昔、ここに知人がいて、よく遊びに来たんだと言っていたが、その人の名前や、どの棟か、何階か、部屋の番号も、何もかも分からないと言う。

           

こんな風に、わけが分からんバアサンやジイサンばかりだが、ただ、自分も将来そうならないとは断言できない。もしかしたらと思う。ボケてしまって、その辺を徘徊するようになるかもしれない。「子供叱るな 来た道じゃ。年寄り笑うな 行く道じゃ」という言葉がある。そう思うと、あまり怒る気持ちになれない。