オジサン NOW

還暦過ぎたオジサンのつぶやき

「レンタルDVD で、 ”ゴヤの名画と優しい泥棒” を観た」

先の映画「アンビュランス」の後に、このDVDを観た。この映画は、或る方のブログですごくいい映画だと紹介されていたので、いつか観ようと思っていた。しかし、その或る方のブログが何だったか忘れてしまい、探してみたが見つからなかった。

ということで今回、ツタヤで映画を物色しているときに、この映画が偶然見つかった。他の4枚はすべてブルーレイ・ディスクだったが、この1枚だけは普通のDVDで、ブルーレイ・ディスクはなかった。話の内容や、時代背景の設定からいってもそうだろうな。

最初は、とにかく地味に進んでいき、少し飽きていたが、中盤以降になって本筋に入ると面白くなってきた。この話は実話ということなので、それを思うと主人公は高齢であり、仕事に困っていたり、さらに政権の政策に対する不満などもあって、共感することも多かった。

この主人公と奥さんの演技はとても上手で、2人とも色々な映画によく出ている演技派の名優だ。2人の会話にはユーモアがあり、洒落ていて、思わず吹き出すことが多かった。しかし、ユーモアの中に哀しみもあり、しみじみと考えさせられたりもした。

          

この映画は、観て良かった。久しぶりに、映画らしい映画を観たような気がする。画像の華やかさや迫力などで見せる映画ではなく、ストーリーで見せる昔風の映画だ。時代設定も、1961年に実際に起こった「ゴヤの名画盗難事件」のことなので、60年も前のことだ。

SFやサスペンスも大好きだが、たまにはこういう映画もいいな。ただ、テンポの速い最近の映画に慣れているせいか、昔風のテンポの遅い映画になると、観るのに少し根気がいる。でも、いい映画だと最後まで見ると感動するし、心に残る。

またいつか、この映画をもう一度観ようと思っている。これからも、こんな心暖まる映画を観たくなった。何か、探してみよう。面白そうな映画があったら、教えて欲しい。まずは、この映画のことを書いていた人のブログを、なんとか探さなくっちゃ。その記事に「是非、観たいと思う」と、コメントを書いた。お礼を言わなくちゃ。