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還暦過ぎたオジサンのつぶやき

「”玉置浩二 LIVE 旭川市公会堂”を聴いた」 

Amazon musicで、「玉置浩二 LIVE 旭川市公会堂」を何気なく聴いてみた。以前から知ってはいたが、テレビで観たストリングスがバックの演奏は、アレンジがオーバーで良くないと思っていたので、あんな感じかと思って聴かなかった。

しかし聴いてみたら、ストリングスは奥に引っ込んでいて、思いのほか良かった。玉置浩二の歌は、とにかく上手いと定評があるところだが、このライブを聴くと、改めて声量も歌唱力もすごいなあと思った。CDで聴く歌声と変わらない。

彼は旭川市出身で、自分より3歳年下だ。自分が旭川に下宿していた高校生のとき、彼や安全地帯のメンバーはまだ中学生だったことになる。あの頃、畑の中のあの有名な小屋で練習していたのだろうか。その練習小屋は、後でレストランに改装された。

座席数が700ほどの小さいホールだ。これで、音や雰囲気も良かったのかな。

彼の作る曲はメロディがきれいで、歌詞もストレートで、心に深く染み込んで来る。特に、バラード系はすごく好きだ。今回のアルバムの中では、「MR LONELY」と「メロディ」が良かった。それにしても、自分の故郷でコンサートを開くということは、どういう気持ちになるのだろうか? このライブを聴いていて、なんとなくいつもと違うなという感じがした。

普段は、旭川市以外のコンサートには行けない友達や、知り合いや親戚の人達等、地元の人達は、顔をそろえて観に来るかもしれない。そうなら、彼も普段とは少し違う気持ちになるのかなと想像した。なんとも言えない気持ちになるのかなと。特に、エンディングの「メロディ」は、旭川時代のことを歌っているようで、感動的だった。

あんな田舎の旭川というところから、こんなビックなミュージシャンが生まれたということは驚きだ。そして旭川の3年間ではあるが、同じ場所に居て、同じ時代を生きてきたんだと思うと、感慨深いものがある。