オジサン NOW

還暦過ぎたオジサンのつぶやき

「手に職があるって、羨ましいねえ」

もう一人の管理人のO氏は、元々、カメラや動画撮影の会社を起業していた人なのだが、会社を閉めた今でも、そんな関係の仕事が来ているという。月に何度も依頼が来て、今の管理人の仕事の給与よりも多くなることもあるようだ。

自分のように引退したような者に仕事が来るんだから、若い人が案外いないのかなあと言っていた。シニアの者でも、まだまだ出番のある仕事があるのかもしれない。それと、シニアならではの仕事も。依頼が増えてきたら、この管理人の仕事もどうなるかなあと言っていた。

手に職があるというのは、本当に羨ましいことだ。そしてそれで、いまだに収入を得ることができるというのはすごい。自分は何も特技がなく、強いて言えば、間食するのなら誰にも負けないというくらいだが、これはただ血糖値が高くなり、金がかかるだけで、なんの役にも立たない。                    

               

在宅ワークのライティングの仕事をずっと考えていて、少しは勉強もして、毎日のように依頼の案件も見ているが、どれも自分にはやれそうもないものばかりだ。段々と、この仕事は自分には無理かなあと思うようになってきた。

例えば、「主婦歓迎!ダイエットに関する執筆」、「マンガを紹介する記事」、「占いや恋愛に関する記事」とか、「ゲームに関する記事」だとか、エステだとか、まだまだたくさんあるが、ほとんど自分には、書くのが無理と思える案件ばかりだ。

昔、従兄弟もライティングの仕事を一時期やっていたそうで、とにかく上記のような、あらゆる分野の案件を引き受けて、ネットで調べて書いていたようだ。かなりの数をこなして、やっと月に5万円くらいの収入を得たと言っていた。5万円なら大したもんだ。でも、自分にそれはできないなあ。この年齢だし、無理だな。

なんとか、まだまだ収入を増やしたい。欲しいものもあるし、子供や孫達のために援助したり、色々とやってやりたいこともある。ただ、そうして孫の援助などのために、老後破綻している人が増えている、という記事を読んだことがある。

確かに、孫ができると金がすごく必要になる。自分と同じ歳で孫がいる友人達も、同じことを言っている。金が、次から次と湯水のごとく出て行くと。 金の生る木は、ないもんか。