前にも書いたが、守秘義務があるので詳しいことは書けないが、とにかく事件はパート先の現場で何度も起きてる。ネタは尽きないのだが、惜しいな。しかし、それにしても、このマンションは高齢者が多いので、今回の暑さで救急車で運ばれた人もいる。高齢者は、暑さに弱い。
その翌日には、高齢者の男性が「部屋の鍵をなくした」と管理人室に言いにきた。郵便ポストの底に合鍵をガムテープで貼り付けていたが、誰かに盗られたと言う。ただ、「近くに住んでる、兄さんのところに合鍵があるかもしれない」と言って、電話したらあった。その盗られたという鍵を、兄さんに預けていたようだ。急いで取りに行った。
その対応をしていたときに、もう1棟の高齢女性が「部屋のドアに鍵をかけて、部屋の中に鍵を忘れてきた」と言ってきた。「じゃあ、どうやって鍵をかけたの?と」聴くと、驚いて「あー、そうかあ!」と言う。
その人の部屋に行って、ドアのノブを回したらすぐ開いた。オバサンは口を開けて驚いてる。そのドアの裏側に、鍵が下げてあった。とりあえず、もう一人の高齢の男性も対応していたので「良かったですね」と言って、そちらに向かった。ジジババの対応で、もう大忙しだ。
この約1時間後、管理人室の監視カメラで見ていたら、このオバサンが、今度はエントランスのところでウロチョロしている。中に入るためのパスワードを何度も触っていたが、分からないようだ。さっきから、なにかおかしい。それで、急いで駆けつけた。
行くと、オバサンはモウロウとしていて、目の焦点が定まらなくて、おかしなことばかり言ってるし、顔を見たら真っ赤だ。熱中症か?これは、昨日の高齢女性のように、また救急車かと思って「救急車を呼ぶかい?」と何度も言ったが、「いや、大丈夫」と言うので、そのまま部屋に送って、管理人室に戻った。
しかし、心配で管理会社の担当者に電話したら、帰る前に様子を見てくるようにと言われ、担当者も部屋に電話してみるということで、電話したら「大丈夫」と言うことで、自分が帰る前にも部屋に寄ってみたら、しばらくして出てきた。そして、大丈夫だと言って、廊下の向かいの窓を開けて、涼しい風に当たっていた。
翌日は、もう一人の管理人の当番だったが、心配でLINEして様子を聞いた。すると、同じ階の入居者の女性が、前日の夜、そのオバサンに「酒を飲んでるのかい?」と聴いたら、「そうだ」と言ったという。それで、顔も赤く、目もうつろで、ろれつも回らなかったのか~い!ただの酔っ払いか~い!
その数日後、自分が仕事に行き、朝の掃除をしていると、エントランスでディサービスの介護の人に支えられて、そのオバサンがヨロヨロ歩いてきた。「大丈夫なの?」と聴くと、「ああ、大丈夫だよ」と言う。そして、「私は、こういう掃除は大好きなんだよ。今度、手伝うよ」と言う。それよりも、飲んだってサッサと言わんか~い!
何しろ120人位が入居しているので、とにかく色んなことがある。ここは家賃が安いようで、金のない高齢者や若い勤め人や学生が多い。学生は、夜中に奇声を上げたり、土日は仲間と大騒ぎしたり、駐車場に車を勝手に停めたりと苦情が絶えない。ということで、守秘義務があるので、あまり書くことはできない。
以前もマンションの管理人をやったときは、それらを何とか解決しようと苦労したが、そもそも、我々の親分の管理会社自体が、本気で解決する気がないことが、段々と分かってきた。それで、もう一人の管理人と「上がやる気が無いんだから、我々はやらなくていい」と話している。本当は、まだまだ色々な話があるが、守秘義務があるから書けない。次回に続く。
ところで、プリメインアンプが今日の夕方、届いた。早速、最近のお気に入りの曲を聴く。ELACK、いい音だ。いい曲だ。音楽はやっぱり、いいなあ。心が洗われるね。このモヤモヤとした心を洗ってくれい。