オジサン NOW

還暦過ぎたオジサンのつぶやき

「ウソか? 脚色か? 盛るのか?」

自分の父親は話を盛る癖があり、誰か家に遊びに来ると、大声で面白おかしく話すのが好きだった。親父の兄弟4人もそんな感じで、親父と叔父達4人が集まって話をしているときは、もう何でもかんでも、大声で話した方が勝ちという感じだった。

家に誰かが来て、親父が面白おかしく話しているときに、側でずっと黙って聞いていたお袋が、「ウソばっかり!」とよく言っていた。それでオヤジは「まあ、そんなこともあるってことだ!」とか「あ、そうだったか?」とか言って、しらばっくれていた。自分は小さい頃から、そんな山師のような父親を見て育った。

父親の弟で根っからの遊び人で、ペテン師のような叔父がいるが、この叔父は話を面白おかしく話す名人だった。ウソがばれると、「話を面白くするためよ!」と笑って開き直っていた。それがこうしてブログを書いていると、段々と自分も父親や叔父に少し似ているところがある、と思うようになって来た。

明石家さんまが、離婚した大竹しのぶのことで、色々と面白い話をしていたが、その大竹しのぶが「そんなことはなかった。ウソです」とテレビで暴露した。それを、後輩のお笑い芸人から問い詰められたさんまは「あれは、脚色や、脚色!」と困って言い訳してたが、確かに脚色とも言うだろう。

話を面白くするために、脚色している。それも、テクニックの一つだ。ちなみに、自分とさんまは同じ歳で、生年月日が1日違いだ。産まれたのが1日違っただけで、随分と違うもんだ。ウソの一種ではあるが、脚本も話を盛るのも確かに面白いし、聴いていて楽しい。人を傷つけたりとか、害があるとマズいが、そうでなければいいんじゃないだろうか?ダメか?