自分は結構おしゃべりなのと、話をしていて間が空くことが嫌で、つい余計なことを言ってしまうことがあり、後で「しまったあ！」ということが多々ある。そして、「あ～！また、やっちまったあ！」と思って、ガッツリ落ち込む。
最近も、仲良くなった人と色々話していて「しかし、JRの前の国鉄はひどかったなあ。切符は投げてくるし、返事はしないし、改札口に腰掛けてるし、帽子は横に被ってるしで、どうにもならんかったな！」と言ったことがあった。
そして後日、またその人と会って、なにかの話をしていたら、その人が「俺の親父は国鉄にずっといて…」と言うので、「あ～！」っと。「なんで、それを先に言ってくれないんだあ～！」と思ったが、時すでに遅し。
ずっと親しくしている友人とも、そんなことがあった。自分の姉の旦那が学校の先生だったが、少し変わっていて、自分の隣りに数年前に越して来た人も学校の先生で、最初の頃は挨拶しても逃げるような人で、おかしな人だと思っていた。
それで、その友人と話しているときに「俺の姉の旦那も学校の先生だけど、隣の家の学校の先生といい、学校の先生はろくなのがいないね！変人ばかりだ」と話したことがあった。そのとき、友人は黙ってうなづいていた。
その友人と２ヶ月後に会ったときに、故郷はどこと聴いたら「色々と転勤していて、特にどこというところはないんです」と言う。それで、「お父さんは転勤がある仕事だったの？なんの仕事だったの？」と聴くと、「学校の先生です」。「………。な、なんでそれを、なんでそれを先に言ってくれないんだ～！」。「あ～、また、やっちまった～！」。
このときほど、自分が嫌になることはない。しばらく呆然とし、そして「俺はバカだ～！俺は日本一のバカだ～！俺は世界一の大バカだ～！」と心の中で何度も叫ぶ。よく、公の場で政治の話と宗教の話はタブーだと言われるが、確かにそうだ。言っては、いけないことがある。
ブログに記事を書いていても、「やっちまってるんじゃないか？」と思うこともあり、投稿する前に何度も読み返したりする。この言い方はマズいかなとか、こんな粗末な記事だが一応、チェックらしいことはしている。とにかく、色々な環境や立場の人がいるので、滅多なことは言えない。
ヤフーの政治やスポーツの話題のコメント欄を読んでいると、賛成の「いいね」と、反対のマークのどちらかにチェックできるが、自分ではこれは当たり前の常識だと思っているコメントでも、必ず逆の反対マークに、数10人から100人以上のチェックがついていたりして驚く。
中には、何でもかんでも反対するのが楽しいという人もいるだろうが、それだけではない。少数でも違う意見の人もいて、大多数の意見が正しいとは限らないし、その中に深く関わった人でないと分からないこともある。いずれにしても、気をつけて発言し、記事を書かなければいけない。
