オジサン NOW

還暦過ぎたオジサンのつぶやき

「感動した道内の景色、ベスト3」

北海道内は、ほとんど行っている。ただ、サッとしか見ていないところも多く、釧路、根室、知床、襟裳岬、日高、帯広、函館などがそうだ。釧路と根室は仕事で一度行っただけで、その様子はほとんど覚えていない。当時は、街の様子や景色を見る余裕がなかったのかもしれない。

だから、ジックリと道内を観たわけではないので、まだまだ他にも素晴らしいところがあるのだろう。そういうわけで、自分が今まで観た、限られた範囲の中だけだが、感動した景色を思い出してみた。

まず、ベスト3から。自分の子供達が小学校の夏休みのときに、キャンピングカーを借りて、日高方面から襟裳岬まで行ったことがある。そのときに、日高の途中にある静内町の「二十間桜並木」というところに行った。左右の桜の並木道の幅が二十間(36メートル)あるので、そう呼ばれている。

桜の時期は、とうの昔に過ぎていた。道路の両脇にずっと並んでいる桜の木のさらに奥は、牧場になっていた。自分達が行ったときは、誰もいなくて、枯れ葉が道路に落ちていたが、それがまたなんとも趣があって、子供達は辺りを走り回り、家族みんな大喜びだった。 二十間道路桜並木

当時の写真が見当たらないので、新日高観光協会のHPから借りた。

ベスト2は、5年前に女房に誘われて行った大雪山だ。「大雪山旭岳ロープウエイ」という、標高1100mの旭岳の「山麓駅」から、標高1600mの終着駅「姿見駅」を結ぶロープウェイに乗った。この姿見駅から、雲の下の下界を見下ろすことになるが、自分が行ったときは、スゴイ雲海だった。

姿見駅に着いて、360度を見渡すと壮大な景色に感動する。これほどの景色が、北海道にあったのかと思った。ロープウエイで片道10分ほどなので観光客も多く、結構賑やかではある。腰の悪い自分でも簡単に行けるので、また行ってみたいと思っている。

大雪山旭岳ロープウェイ

これも写真が見当たらず、「大雪山旭岳ロープウェイ」のHPから拝借。

そして、ベスト1は、羅臼岳の紅葉だ。30年前に仕事で根室に行ったときに、帰り道に羅臼岳を通った。ちょうど紅葉の時期だったようで、道路のすぐ右横にある目の前の山全部が、真っ赤に染まっていた。まるでゴッホの絵のようだった。山一面が燃えているような赤で、唖然とした。あれほどの紅葉は、いまだかつて見たことがない。

残念ながら、その写真は観光協会が見あたらなくて、個人のHPらしいところに写真はあるが、問題があると困るので使わないことにした。それと、不思議だが自分が30年前に観たような紅葉の写真がなかった。年月が結構経っているので、道路が変わった可能性もある。興味のある方は、ネットで検索すると、周辺の紅葉の写真が見つかる。

それにしても、普段から写真を撮る習慣があまりないので、こういうときに困る。ただ、写真では味わえないものがある。肉眼ではかなりの範囲が見えていて、その感動を写真に残そうといつも思うが、実際に撮ったのを後で見てみると、はるかにスケールが小さいものになっていて、ガッカリする。広角レンズでないと無理なのか。

それを考えると、人間の目というのはすごいものだといつも思う。これから、この目でどれだけ素晴らしい景色を観れるのだろうか。