週に3日、パートの仕事があるときには毎朝、会社への通り道のローソンに寄って昼飯を買って行く。買うものは毎回同じで、お茶と握り飯2個だ。お茶は、少しでも元気が出るように「生茶Life+免疫力アシスト」というのを買い、握り飯は「鶏五目おにぎり」と「手巻きおにぎり熟成紅鮭」というのをいつも買っている。
最初に「鶏五目おにぎり」を食べて、最後に「手巻きおにぎり熟成紅鮭」を食べる。本当は筋子入りのも食べたいが、今年も鮭が不漁で、イクラも筋子も出回ることがなくなった。海水が暖かくなって来ているせいで、鮭が段々と獲れなくなっているようだ。
もしかしたら、これからはイクラも筋子もかなりの高級品になって、簡単に食べられなくなるかもしれない。キャビア並みになったりして。タラコ入りのおにぎりもあるが、筋子から比べると、今一つ物足りない。
握り飯でも何でもそうだが、棚に並べてある商品の中から、一番後ろの左側の方から持ってくる。以前、少しだけセブンイレブンでアルバイトをしたときに、人間というのは一番右側から物を取る習性があるので、古いものを前列の右端から左端に順に置き、後列にも同じように並べていくということを教わった。
従って、一番日付が新しいのは一番後方の左側にあるので、自分はいつもそこの一番新しいのを取るようにしている。このことを知っている人もいるようで、たまにそうしている人がいる。店の人にしてみたら、参ったなあと思うかもしれないが、ほとんどはパートだからどうでもいいのか。
仕事の合間の昼飯には、おにぎりが一番手軽でいい。とはいうものの、「鶏五目おにぎり」はビニール袋に入っているだけなので、袋を破ればすぐ食べれるが、「手巻きおにぎり熟成紅鮭」は包んでいる袋を番号順に裂いて開けていくので、少し面倒だ。
自分は開け方が下手なのか、どうしても海苔が周りに散らばって汚してしまう。海苔もパリパリしているので、尚更、周りに飛び散る。下に買い物袋を広げておかなければならない。上手く開封できなくて、海苔がビリビリに破れたり、バラバラになることもよくある。もっとキレイに開封できるようになれば、言うことなしなのだが。
話は逸れるが、会社に行く途中にあるローソンで必ず、このおにぎりを買って行き、仕事が終わると、このローソンに寄って、また夜食とオヤツを買っている。それで、数日前に仕事帰りに寄って、缶酎ハイを久しぶりに買った。
「20歳以上ですか?」というディスプレのYESの表示に触れたときに、若い男性の店員に「20歳以下に見えるかい?」と、いつもの冗談を言った。大抵は、若い女性店員に言うと笑って喜ぶ。すると、その店員が「それ以上に見えますよ。第一、いつも店に来ていただいているので、分かってますから」と、少し意味不明なことを言う。
「どういうこと?」と聴くと、「いつも、買い物をされた後に、”どうも!”と言うので、覚えているんです」と言う。いい意味に解釈して、少し嬉しくなった。どこの店でも買い物をしたときに、レジの人に最後に「どうも!」と言うと、「ハイ!ありがとうございます!」と、元気な声が返って来て気持ちがいいので、なんとなく習慣になった。歳のせいなのか、こんな些細なことでも心が暖かくなる。