自作のスピーカー(以下、SP)でずっと聴いていたが、とうとう市販のSPを買ってしまった。同じブックシェルフタイプで、今まで使っていた自作SPとほぼ同じ大きさだ。自作SPよりも、高さが+1cm、幅は-4cm、奥行きが+5.5cmとなっている。メーカーはドイツの「ELACK」で、「DBR62」という型番だ。ペアで、83,600円もした。もう、この歳になるといつポックリと逝くかもしれないので、思い切ってローンで買った。
今のフルレンジのSPもいいが、高音専用のツイーターがある2WAYのSPを、いつか欲しいとずっと思っていた。実は、高音質ハイレゾの曲をCDに録音したのを、DTM専用のYAMAHAのHS5という2WAYのモニターSPで鳴らした時に、これは別の意味で、すごくいい音だと感動した。もちろん、モニタースピーカーは、解像度や楽器の定位が明確という特徴があるが、それでも「なにか、いいなあ」と思った。
そのときに、もっと解像度があって、定位も良くて繊細な鳴りを味わってみたいという気持ちになった。それで、今まで色々なオーディオ雑誌を見ていたが、このELACKのSPの評判がすごく良くて、上記の条件を満たしているようで、ロック、ジャズ、クラシック、ボーカルなどの音楽に対してもオールラウンドなSPであり、解像度も良いということなので、これにした。
他にも、DALIというデンマークのメーカーのSPも候補に挙げていたが、今使っている自作SPの大きさと同程度か、それ以上の大きさのものを探していたので、サイズが小さ過ぎて、候補から外した。今よりも、ゆったりと鳴る感じが欲しかったので、箱のサイズも関係あるような気がした。好きな曲を、いい音で聴くのは至福の時で、実に幸せな気持ちになる。
昨日の夜に届いたが、まだ箱から出していない。箱を開いたままだ。昨日と今日が仕事なので、明日辺りからボチボチ箱から出して設定しようと思っている。ずっと極寒の倉庫やトラックの中で運ばれてきたので、いきなり暖かい室内で出すとSPにとって良くないと思ってもいる。アコースティックギターの場合も、冬期間に運ばれてきた場合、しばらくケースに入れたままにしている。
前回書いた、チェロの独奏も聴いてみたい。SPはエージングといって、慣らし運転に30~100時間くらいは必要だと言われているので、最低でも1日に2時間鳴らしても約半月かかる。それでも、段々と音が良くなっていくと思うと楽しみだ。しかし、こうなると、いいプリメインアンプも欲しくなる。いかん!いかん!こうして、また泥沼にはまって行く。
孫達に、子供用の大図鑑を買ってやり、1万円近く使ったばかりだ。それにしても、大図鑑、大図解は高い。5千円と4千円もした。でも、「ジイチャン、大好き!」なんて言われると、なんでも買っちゃう。この大図鑑は、主婦が子供にすごくいいとブログに書いてあったのを読んで、買った。孫のためなら、プリメインアンプどころではない。でも、欲しいなあ。