我が班のゴミステーションに、ゴミ袋を積み重ねて置きやすいように、網パネルの囲いを作った。今までのネットだけだと、ゴミ袋がはみ出たり、上に重ねるのが難しかった。それで、折りたたみ式で、囲いの大きさも調節できて、ゴミ袋も重ねやすいようにした。以前から、我が家にある廃材で作れないかと思っていたが、木ではアフターが大変で、強度も考えなければならないのでやめた。
それから少し経って、家庭でよく使っている網パネルを利用して作っている囲いをネットで目にした。そういえば、我が家の物置にずっと置いてあるクローゼットの上に取りつける棚の網パネルがたくさんあったので、それを使ってみたらどうかと思った。早速、物置に見に行ったら結構な数があったので、それで作ることに決めた。物置も片付くし、一石二鳥だ。
長い網パネルを同じ長さに切るのに、電動グラインダーを使った。切って鋭くなったところは危ないので、鉄のヤスリで丸めた。そして、切った網パネルをつなぐのは結束バンドだ。これも、使用したのがたくさんあったので使った。なんでも取っておくものだ。これで、各網パネルも自由に動くようになり、折りたたみも簡単だ。
ということで、今日の燃えるごみの日から使うことにした。昨日、裏の家のEさんに話して設置した。後は、Eさんが毎回設置をしたり、片づけをしてくれる。今朝、様子を見にいったら、ゴミを捨てにきた近所の奥さんが「これ、いいですね」と言った。
そして、しばらくしてから女房が「今度、ゴミステーションに、すごくいいのができたね」と言うので、「俺が作った」と言うと驚いていた。「市役所から、提供されたのかと思った」と。相変わらず、お世辞がうまい。
ゴミの量に合わせて、大きさを簡単に調整できるし、使わない時は網パネル1枚の大きさになる。冬季は除雪の関係などがあるから、たたんでしまっておこうかと考えている。今朝のゴミをゴミ収集車が持っていった後を見たら、中心になる電信柱に寄せて小さくたたんで囲っていたので、これなら普段は邪魔にならなくていいなと感心した。
さすがは、専門家だ。こうしておけば、使う時に広げるだけでいい。これは思った以上に、使い勝手がいいかもしれない。これならみんな、喜ぶだろう。「誰が作ったの?Yさんらしいよ」ということで、自分の評判はグッと上がったり、なんてことはまずないだろう。
ゴミステーションは、我が家の敷地にあるということだけで20年以上、裏のEさんと2人でずっとゴミステーションの排雪をやってきたが、今まで誰1人として手伝ってくれるどころか、「ご苦労さん」の言葉もかけてもらったことはない。みんな、当然のように思ってる。関わらないように目もそらす。「ボランティアだぞー!金は1銭ももらってないぞー!」と言いたいところだが、それを言うといやらしくなるから言わない。