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還暦過ぎたオジサンのつぶやき

「とうとう、最後まで観ちゃった“ブラックリスト”」

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米国ドラマの「ブラックリスト」を、もう観ないとか散々文句を言いながら、とうとうレンタルDVD店にある、最後のシーズン7の9巻まで全てを観てしまった。Amazonのレビューでは、このシーズン7で主人公の謎が解けた様なことを書いてあったので、それを観てからやめようと思って最後まで観たのに、結局、謎は分からなかった。それなら観なかったのに。 

しかも、最後の9巻の撮影の時に、コロナウィルス騒ぎで撮影が中断してしまったそうだ。スタッフやキャストが集まって撮影が出来なくなり、それを解決する方法として、何んとアニメ版を実写版との間に所々入れて作り上げた。

9巻の最後の方はそのアニメ版に所々なっているが、このアニメが実にアメリカらしいアニメで、日本のようなアニメではなく、劇画調というのか、慣れていないせいか見ていて違和感がある。それと、アニメと実写を組み合わせるのは、少し無理なような気がする。まあ、今回は仕方ないのだろうけど。

シーズン8は米国では既に放映されていて、日本でもケーブルテレビとかで放映していたようだ。ネットでシーズン8のことを調べてみたら「ネタばらし」という内容のサイトがあって、観た人がシーズン8の各巻の内容を大雑排に書いてあった。

それを読んでみたが、もうどうしようもないほどハチャメチャな展開になっていて、これはもう観なくていいと思った。こんなバカな話があるのかと思い、これならもう観るのをやめようと決めた。このネタばらしをしている人も、あまりの展開にあきれていた。

CIAの連中は困った時は主人公のレッズに助けを求め、主人公のレッズに助けてもらっては「助けてもらって感謝している」と言うが、またすぐ疑い出して、最後は「利用された」と言って責任を押し付ける。そんな、毎度毎度の繰り返しで、あまりにもレッズが気の毒だと書いてあった。義理も人情もあったものではない。

このサイトを見ていたら、150回記念とかいうことで、実際のスタッフやキャストがセットの所に集まって、製作者が、「シーズン9も、やることに決まった!」と発表して、皆が大喜びしている動画もあった。それで、主役と娘?役の二人も喜んで抱き合っていたのがせめてもの救いだった。仕事が延長になったので、喜んでるのだろう。

それでも、何故かホッとした。というのは、シーズン8では娘が主役のレッズを憎んで、何度も暗殺しようとするという、とんでもないことになっているからだ。シーズンもこれだけ長くなると、今までのストーリーの流れなど関係なく、無理なこじつけばかりで、辻褄が合わないことばかりだ。

最終話は、いったいどうやってこのバラバラのピースを組み合わせるのだろうか。納得する結末にはならないと思う。疑問点がたくさん出て来るはずだ。この「ブラックリスト」は、米国では視聴率は下がっているそうだが、放映される時間帯の番組の中では視聴率がまあまあいい方なので、それでシーズン9までやることになったそうだ。米国人は、イライラしないのだろうか。