オジサン NOW

還暦過ぎたオジサンのつぶやき

「職業臭か?」

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前回の記事で、帆立のウロが腐った時の、すさまじい臭いのことを書いたが、水産加工場では生の魚介類を扱っているので、どうしても生臭さや腐敗した臭いが体に染み付いている。しかし、自分達はその中にいつもいるので、その臭いにはまったく気づかない。

同じグループ系列の車輌整備の会社から、職員数名が乗れるワゴン車を借してくれと言って来たことがあったので、貸したことがあった。いつも女工さん達を送迎するのに使っていたワゴン車だ。秋頃のことで、少し寒くなって来た時期のことだ。

しばらくしてから、相手の担当者からそのときの話を聞いた。職員5~6名がワゴン車に乗り、少し寒かったので車の暖房を入れて少ししたら、急にム~ッとした生臭さが車内にまん延して、皆、ゲーゲーとやり出したそうだ。それで、行きも帰りも、寒い時期に暖房も入れず、窓をずっと開けて走っていたので、寒くて大変だったと言っていた。

自分も、仕事帰りに本屋で立ち読みをしていたら、隣にやってきた男子高校生数人が「なんか臭くないか?」と話し出したので、急いでその場を離れたことがあった。それまでは、仕事が終わっても着替えないでオバサン達を送り、その帰りに本屋とかに寄っていたが、それからは家に直行して私服に着替えて、本屋や買い物に行くようになった。