オジさん NOW

還暦過ぎたオジさんのあれこれ

「職業臭か?」

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前回の記事で、帆立のウロが腐った時のすさまじい臭いのことを書いたが、水産加工場では生の魚介類を扱っているので、どうしても生臭さや腐敗した臭いが体に染み付いている。牛肉の解体をやっている工場に何度か行ったことがあったが、そこは牛脂の臭いがいつもしていて、それほど気持ちが悪くなるような臭いでも無かった。脂の臭いの方が、生肉や血の臭いより強いのかもしれない。

同じグループの車の整備関係の会社から、職員数名が乗れるワゴン車を借してくれと言って来たことがあったので貸したことがあった。自分達が、いつもオバサン達を送迎するのに使っていたワゴン車だ。秋頃のことで、少し寒くなって来た時期のことだ。しばらくしてから、相手の担当者から聞いたが、職員5~6名がワゴン車に乗り、少し寒かったので車の暖房を入れて少ししたら、ムッとした生臭さが車内に蔓延し、皆、ゲーゲーとやり出したそうだ。

寒い時期に暖房も入れず、窓をずっと開けて走っていたので寒くて大変だったと言っていた。その話を聴いて、そんなに臭うものなのかと驚いたが、自分達はいつもその臭いの中にいるので慣れてしまって、臭いに麻痺しているので気付かないが、他の人からすると強烈なのだろう。どうしても生のものを扱っているので、長靴から作業服から何から何まで生臭くなる。

自分も仕事帰りに本屋で立ち読みをしていたら、隣で立ち読みしていた男子高校生数人が「なんか臭くないか?」と話し出したので、急いでその場を離れたことがあった。それまでは、仕事が終わってもほとんど着替えないでオバサン達を送り、その帰りに本屋や色んなところに寄っていたが、それからは家に直行して着替えてから、本屋や買い物に行くようになった。色々な職業によって、それぞれの臭いが衣服や靴や、そして体にも染み付いているのだろう。