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還暦過ぎたオジさんのあれこれ

「米国ドラマ、“ナチ・ハンター”」

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Amazon PrimeVideoの無料の映画やTVドラマを最近は観ているが、無料で色々な映画を観られるのでいい。もちろん数は限られるが、料金を払えば新作も観られる。今のところは、無料のだけを何本も観ている。今回は第2次世界大戦時にナチスに虐待されたユダヤ人が、残虐な行為を行ったナチスを探し出して復讐する話だ。第2次世界大戦が終わり、ナチスドイツが降伏したときに、米国政府はナチスの科学者や医者など、米国にとって役に立つナチス関係者、そしてその家族を米国内に密かに入国させて、ずっと米国のために役立たせていたという。その数、なんと数千人になるそうだ。

当時、米国はソ連と敵対していて、核や宇宙への進出も争っていたが、その為にもナチス時代にVロケットを作っていた科学者“フォン・ブラウン”の力が必要だったようで、本人とそのスタッフ、そしてその家族を招き入れた。アメリカがその後ソ連と競って、最初に月に行った「アポロ計画」で大きくリードしたが、その主導者がフォン・ブラウンだった。アメリカというより、実際にはドイツの科学者の功績だったということだろう。

さらに、米国は収容所で人体実験をやっていた医者達も招き入れたそうだ。米国がそうしなくても、恐らくソ連もそうするだろうと思い、我先にということなのだろうが、それにしても表向きはナチスの非道を非難しながら、裏では好待遇で自国に数千人も迎い入れていたのだ。そして、そのことが最近、こうして米国のテレビドラマで、放映されたことに驚く。迎い入れた多くの戦犯であるナチ党員は、別の名前と経歴を米国政府から与えられて、今も米国内で生活している。その数は、現在は当初の数千人からまだまだ増えているだろうし、すっかり米国市民として生活しているのだろう。

前置きが長くなったが、その米国内に居る元ナチスで残虐な行為をした者を狩るユダヤ人のチームが、「ナチ・ハンター」だ。話の内容は、ほとんどが脚色したものだと思うが、最近このドラマの一部の内容に、迫害されたユダヤ人の会が「事実と異なることがある。ドラマの中の一部の虐待は、実際には無かった」とクレームをつけたそうだ。「事実を知ってもらうことは大切なことだが、架空のことを付け加えるのは真実まで歪めてしまう」というようなことだったが、架空のことまで付け加えて騒ぎ立てる、某国の被害者団体とはえらい違うなあと感心した。

このドラマは、シーズン1が終わったところでAmazon PrimeVideoで視聴できるのは終わりで、続きはレンタルビデオで借りて観てくれということらしい。最後のシーンで、大きなどんでん返しがあった。ただ、これも「そんなことあるか?」という感じで、米国のドラマシリーズは、得てしてこういうパターンが多いが、あまりにもやり過ぎると、「それじゃ、あの時はどうなんだ?この時はどうなんだ?辻褄が合わない」ということになる。それで、最近は米国のドラマシリーズを観るのを止めていたが、この「ナチハンター」も今回のシーズン1で観るのを止めた。ただ、面白かったことは確かだ。