オジサン NOW

還暦過ぎたオジサンのつぶやき

「負けると悔しい、将棋」

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将棋は、小学生のときからやっている。最初は、折り畳み式の盤とプラスチックの駒でやっていた。本当の将棋だけでなく、その駒を使ったゲームも色々とやって遊んでいた。今は、専用の将棋ソフトを買ってパソコンにインストールしてやっている。その将棋ソフトのレベル設定は4級にしている。初心者用の最低ランクは10級で、最強ランクは5段まであるのだから、どれだけ自分のレベルが低いか分かる。

この4級というところがミソで、このレベルだとだいたい勝てるからだ。しかし、その一つ上の3級になると急に強くなり、なかなか勝てなくなる。これが面白くない。将棋に関しては、自分でも「将棋を冒とくしている」と思っている。それは、もう勝負がついていても、相手の駒を出来る限り取りまくるとか、詰めが分かっているのに、わざとゆっくり遠回りしてジワジワと責めたりとかする。いかに最短で詰めるかという本来の将棋からは、遠くかけ離れている。

将棋の場合は麻雀と違って、運に左右される要素がほとんどなく、実力の差がハッキリ出るので、相手の力が上だと容赦なくとことんやられる。故に、精神的なダメージがかなり大きく、悔しさがかなりある。自分が学生のときに、叔父が将棋でもやるかと言ってきたのでやったことがあったが、自分の圧勝だった。すると、叔父が「だから、将棋は面白くないんだよなあ…。力の差がハッキリ出るからなあ…」と、悔しがってブツブツ文句を言っていたことがあった。

父親は囲碁をやっていたが、自分が中学生の頃に「将棋の相手をしてやろう」と言うので対局したことがあったが、自分の完勝だった。すると、ムッとして「やっぱり、囲碁の方が深みがあって、単純な将棋よりずっと面白いな!お前も囲碁を覚えろ」と言った。2人とも、子供相手に大人げないとは思うが、それほど将棋で負けることは悔しく、ダメージも大きい。