今から5年前の2014年5月の連休後に、自宅から自家用車で定山渓を通って洞爺湖の「乃の風リゾートホテル」に1泊2日の旅行に行った。旅行は、前回の阿寒サロマ湖のツアー旅行以来、4年ぶりだ。予定時間より早くホテルに着いたので、チェックインの時間まで昭和新山を見に行った。シーズンオフなので広い駐車場も閑散としていて、その周りの売店もガラガラで観光客はほとんどいなかった。
すぐ目の前の昭和新山の前で写真を撮り、それから宿泊先のホテルに行った。我々夫婦2人で1泊2食付で、税込み¥32.300円だった。このホテルのロビーは、受付の右奥が全面ガラス張りになっていて、洞爺湖が間近に見える。ただ、シーズンオフということもあって、館内は閑散としていた。チェックインした後に、洞爺の町を少し車で走ってみたが、やはり人がほとんど歩いていなかった。これがシーズンになると、溢れるほど観光客が歩いているのだろう。
女房は、このホテルの屋上にある露天風呂がすごく気に入ったようで、その夜は2回と翌朝も2回、その露天風呂に入った。その露天風呂からは、洞爺湖がすぐ目の前に見えるという素晴らしいロケーションだ。自分も女房に薦められたので、一応その露天風呂に入ってみたが「こんなもんか?」と思って、すぐ出たくなった。
それでも、まだ何かいいことがあるのかなと思って我慢して入っていたが、顔や上半身に冷たい風が当たって風邪をひきそうで、調子も悪くなってきたので、サッサと出て部屋に戻った。元々自分は温泉は好きではなく、みんなが入っていても入らないということが多かった。あの湯気のムッとした感じがイヤで、第一、何で他人と一緒に風呂に入らなければならないのかと思う。
帰りは、山の上のウィンザーホテルを見に行った。2008年に世界中の首脳が集まった、「洞爺湖サミット」が行われたところだ。山の上に建っているホテルだが、確かにそこからの洞爺湖の眺めは素晴らしい。このサミットの時に出された食材は、もちろん道内各地から選りすぐったものばかりだが、その他にもコーヒーとかパンを提供した飲食店も評判になった。
そのコーヒーを提供したのが、自分の住む江別市にある小さなコーヒー豆の店「ノースライブ・コーヒー」だ。自分はコーヒーはそれほど好きではないので、ずっとその店のことは知らなかったし興味もなかったが、その後、女房に連れられて一度だけこの店に行った。こんな目立たない小さな専門店のコーヒー豆がサミットに使われたのかと思い、大したものだと感心した。
それから、支笏湖の方に抜けて北湯沢温泉を通ったが、何もないところに立派な施設が数棟建っていて、驚きだった。少し道も迷ったりしたが、それもまた時間制限があまりない旅の楽しいところだ。こんなところに、こんなものがあるのかという発見が色々とあって非常に楽しかった。またいつか、車で出かけてどこかに泊まってゆっくりするのもいいなあ。 画像は、ウィンザーホテルから、羊蹄山を背景に撮った。