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還暦過ぎたオジサンのつぶやき

「阿寒&サロマ バスツアー」

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今から9年前の2010年11月5日から2泊3日で、道内初めのバスツアー旅行に行った。「阿寒&サロマ 夢の競演3日間」という大層な題で、要は阿寒とサロマのホテルに宿泊するということだが、バスツアーということで楽しみだった。バスからの眺めは好きだし、座席もゆったりしている。旅行代金は1人/28.000円だ。もちろん宿泊代と食事は、出発当日の昼食以外は全て付いている。

当日の集合場所と時間は、札幌駅北口で午前8時出発だ。この日の昼食は、帯広で有名な豚丼を食べようと思い、その中でも名の知れている豚丼屋を調べて探して食べた。昼飯時だったのでかなり混んでいて、豚肉は炭焼きの味がしていてまあまあの味だった。昼飯は、各自バラバラで自分持ちだ。そして足寄を通って阿寒湖温泉の旅館に宿泊した。

この旅館の部屋がすごかった。元布団部屋のような一番奥の角部屋の狭い部屋で、一つだけ有る小さな窓を開けると目の前に換気口の大きなダクトがあり、外の様子はその隙間からわずかに見える程度だった。後で、テレビで放映していた「幸福の黄色いハンカチ」を見ていたら、武田鉄矢と桃井かおりが泊まった部屋の窓を開けると、目の前にでかいネオンの看板が有って笑わせる場面だったので、同じだと思って笑ってしまった。

女房が「ちょっとホテルの人と話をしてくる!」と言ったが、「このツアー代金で、これ以上望んでも無理ってえもんじゃあないですかい?」とフーテンの寅さんのように説得して、なんとかその場は収まった。しかし、同ツアーの人達に後で話を聴いたら、そんな部屋は自分達だけだったと知り驚いたが、まあ、これも貴重な体験だと思うようにした。

このホテルの館内には、色々な売店とかあって賑やかで、外に出ると目の前の通りはアイヌの人達の売店がずらりと並んでいた。翌日は、摩周湖、天都山、網走刑務所、サロマ湖に向かい、サロマ湖畔のホテルに泊まったが、ここは前日の布団部屋の旅館とは大違いでコンパクトだがきれいで、すぐ目の前にサロマ湖が面していて最高のロケーションだった。

そして、ここの夕食が、今でも女房と語り草になるほどの素晴らしさだった。バイキングだったが、サロマ湖の名産の"牡蠣”づくしで、他にもホタテなどの活きのいい海産物もズラリ並んでいて、みんな大喜びで取りに行っていた。特に、皆はカキフライをいやというほどたくさん持ってきて食べていた。

お腹もいっぱいになって来た頃に、なんと牡蠣のまぜご飯をウェイターが各テーブルに持って来た。「もっと早くに持ってきてよ!」と思ったが、大満足で腹いっぱい!今でも、牡蠣の獲れる時期にこのホテルで一泊して、このバイキングだけでも食べに行きたいと思う。腹いっぱい食べた後はサロマ湖のザーっと岸に寄せる静かな波の音を聴きながら寝るという、前日の阿寒とは比較にならないほどの快適さだった。

翌日は遠軽の「ちゃちゃワールド」というオモチャ館に寄り、札幌駅北口に夕方の6時半に到着した。そこからJRで江別駅に行き、我が家に着いたのは午後8時頃になっていた。この旅行で印象に残ったのは、「阿寒のホテルの布団部屋」と「阿寒湖の神秘的な眺め」そして「サロマ湖のホテルのバイキング」だった。画像は、昔お世話になった網走刑務所の看守さんと記念撮影。(笑)