オジサン NOW

還暦過ぎたオジサンのつぶやき

「タクシーが情報源!」

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昨日、久しぶりにタクシーに乗った。前の職場の同僚に誘われて夕方、駅前の焼き鳥屋で飲むためだ。タクシーに乗ると、運転手さんから、いつもいい情報を集めることが出来るが、今回の行きの運転手さんは、まだ30代くらいで人生経験も少ないのもあって、こちらが色々と話しをしても、「ハア」とか「ハイ」とか言うばかりだった。それでも、降りる間際に「あれが今度、駅前に新たに出来るホテルですよ」と、工事中のビルを教えてくれた。

飲み会が終わった後、帰りもタクシーに乗ったが、自分と同年代くらいの運転手さんだった。自分が「何で、こんなところにホテルが出来るんでしょうね?」と、運転手さんに聴いたら、小さな声で「ハイ…」と言って黙ったので、これもダメかと諦めていたら、小さな声で話し始めた。

「江別市のスポーツ施設には、水泳の飛び込み台があって、他のところはあまりないので、ここで大会がよく開かれるんです。その他にも、テニスコートや野球場も立派なのがあるから、大会で人が集まるけど、みんな泊まるところがないと言っています」と言う。そして「そんな声が以前からあったので、こんなところにホテルが出来るんじゃないでしょうか」と言った。成程、そういうことなのかと感心した。

さらに、そのスポーツ施設に行く途中に、巨大で近代的な企業の建物があるのだが、運転手さんの友人がそこに勤めていて、特別に中を見せてもらったことがあると言う。オートメーションの機械を作っている会社だと言っていたが、実はこの建物は自分も以前からすごいと思っていて、中はどうなっているんだろうとすごく興味があった。

「中に入ると、天井は高いってもんじゃない。自動演奏のピアノまで置いてある。すごい数の人が働いているし、体育館だってある」と言う。自分が「そこでパートで働いて、中を見たい!」と言うと笑っていた。

その運転手さんは、札幌の中央区にあるNTTの建物の地下も見たことがあると言う。以前、アルバイトでNTTで働いていたときに見たそうで、「ものすごく広いスペースがあって 、その先はずっと長いトンネルになっていて、光ファイバーとかの線が、手稲方面まで繋がっているらしい。あんなすごいのは、見たことがない」と言う。

さらに運転手さんは、羊ケ丘にあって普通は車が入れないところに、このタクシーで許可をもらって入ったことがあったが、そこもすごかったと言う。ただ、それが何という所かは忘れたと言う。恐らく、札幌ドームの中に入る関係者専用の道路じゃないかと思う。

すごい話を続けて聞かされて、「世の中には、一般市民が知らないようなすごいところが、たくさんあるんですねえ」と言って、タクシーを降りた。運転手さんに色々と話しかけると、いい話をしてくれるので非常にタメになる。中には、話しかけると「うるさいなあ」という感じの運転手さんもいるので、その時はピタッと話をやめて、外の景色を見ることにしてる。

そういえば、かつてタクシーの運転手をやっていた友人が、「見るからに怪しい感じの男が、人気のない寂しい住所の行先を言ったときの怖いこと!」と言っていた。それも頭にあって、時には運転手さんに怪しい奴に思われないように、色々と話しかけることもある。