オジサン NOW

還暦過ぎたオジサンのつぶやき

「術後が大変!左肩腱板断裂」

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2013年の冬に物置の屋根の雪下ろしをやっている時に、急に左腕がダラーンという感じで力が入らなくなったことがあった。その時に、腱板が断裂したようだ。ただ、その時は腱板が断裂したなど、思いもしなかった。

その後、少しずつ肩が痛くなって来たので、これは五十肩かなと思って五十肩の改善法をネット で調べて、ストレッチをやっていた。しかし、それでも良くならなくて益々痛んでいったので、近くの整形外科に行った。後で考えてみると、肩の筋が切れた状態だったのだから、五十肩のストレッチなどやって、更に悪化させていたのかもしれない。

そこの病院では、レントゲンを撮られて診察結果は「五十肩」と言われて、その後はその病院のリハビリ―室でストレッチ、といういことになった。少しの間、通ってみたがあまり良くならなかった 。このストレッチも、マズかったんじゃないだろうか。

その後も痛みが増して来たので、もっと大きな札幌市内の評判の良い整形外科を調べて行くことにした。その数日前に、NHKテレビの「ためしてガッテン!」という番組を見ていたら、ずっと五十肩だと思って湿布や薬などを飲んだり、ストレッチをしても痛みがおさまらず、病院でよく診てもらったら「腱板断裂」と分かったというのをやっていた。

普通は、レントゲン検査だけで五十肩と診断されることが多いが、腱板断裂はMRI検査でないと分からないそうだ。ずっと五十肩だと思っていた人が、実は腱板断裂だったということが結構あるそうで、番組の中で「先生には言いづらいかもしれないが、MRI検査をやって欲しいと言って、やっても らった方がいい」と言っていた。

そして、数日後にその評判の良い病院で診てもらったら、やはりレントゲン検査だけして、その日に結果が出て「五十肩です」と言われた。それで、「MRI検査もしてもらえないでしょうか?」と思い切って言ってみたら、すぐMRI検査が出来るというので、その日の内にやってもらい、検査結果は後日ということになった。数日後に結果を聴きに行ったら、案の定「腱板断裂です」と言われた。

まったくもって、何と言ったらいいのか。こちらからMRIで調べてくれと言わなかったら、全然違う診断をされていたのだ。筋が切れているのに、湿布薬をもらって痛み止めの薬をもらい、五十肩のストレッチをするということになっていたはずだ。ホントに「ためしてガッテン」様様だが、実はこの「ためしてガッテン」には、前にも救われたことがあったが、それはまた別の機会に書くことにする。

それから、腱板断裂の手術で有名な病院を調べたらその手術の権威という先生がいて、その病院も自宅から比較的近いところに有ったので決めた。手術自体はすぐ終わって、退院も4日後でリハビリは手術の翌日から始まり、手術したばかりで動かしても大丈夫なのかと不安だったが、何ともなかった。

と、ここまでは順調に終わったので喜んでいたが、これからが大変だった。というのは、昼寝でも夜寝る時でもそうだけど、とにかく横になって寝ようとすると、手術した肩がひどく痛んで寝られなく、先生に聞いたら「これは原因が分からないんです」ということだった。

それで仕方なく、昼も夜も机の前の椅子に座って、足を足台に伸ばして寝る、ということを何と2ヶ月間ずっと続けた。その間は一切布団で横になって寝ていなかったので、寝た気がしなかった。少しでも布団に横になると、激痛が襲ってきて、短時間でも横になって寝ることが出来なかった。

経過観察の診察で、この病院の待合室で待っていたら、後ろの席で病院のパジャマを着て座っている自分と同い年くらいの男性が、隣の人と話しているのが聞こえた。「片方の腕が腱板断裂で手術してやっと治ったと思ったら、今度はもう片方も腱板断裂でまた手術だよ」とウンザリしている様子だった。こんな人もいるのだなあと思い、片方だけでもこんなに大変なのになあと同情した。リハビリは半年ほど通った。今はまったく痛みもないし、痺れもない。もちろん、布団で寝れる。