オジサン NOW

還暦過ぎたオジサンのつぶやき

「長男坊家のテーブルと本棚は?」

 

■俺の腕を疑ってるのかい?

いよいよ、今度は長男坊の家のテーブルと本棚作りだ。と思っていたが、長男坊家族は引っ越しをしたばかりで、他にも色々なことがあって、片付けがまだまだ残っている。それが終わって、落ち着いてからだと長男坊に言われている。言うことをきかないと怒られる。年寄りは弱いものよ。「老いては子に従え」だ。

テーブルや本棚の寸法が決まらないので、手の付けようがない。ただ、長男坊の嫁さんに作ってやるよと言ったが、反応が今一つ。あまり興味がないのか。それとも、遠慮してるのか? それとも、こんなジジイでは、玄関に飾るコケシかダルマか、将棋の駒の大きいのしか作れないと思ってるのかい?(もちろん、これらを作るのは大変だ)         

それで、DIYの本を何冊か預けておき、その中で「これがあったらいいな」というのを選んでもらい、それを作ってみようかと思っている。ただし、難しいものや面倒なものは作れない。ヘボ大工なので、その中で作れそうなものを選らばせてもらう。難しいのは大変で、作りたくない(作れない)。

 

                   

■今年の作業は終わり

せっかく、次男坊の本棚が完成して、やる気が出て来たところだ。早くしないとこれから、なま~ら寒くて、長~い冬がやって来るべ~!そしたら、な~んも出来ないべさ~!(急に北海道弁) ホントに、なにもできなくなる。とても我慢出来るような寒さじゃないし、裏の木工室の屋根近くまで雪が積もるのに、木工どころじゃない。

昔、冬季間に元の子供部屋で、木材の接着や塗装をやったことがあったが、臭いがひどくてやめた。その前は、ノコで木材の切断や、紙やすりでやすり掛けをやったこともあったが、木くずやホコリでえらい目にあった。地下室のある家で、暖房もあって集塵機を設置して換気もしたら、冬も関係なく出来る。 ロト7で、10億円当たったらやりたい。    

作業できるのは、せいぜい10月末まで。11月~来年3月の5か月間は、なにも出来ない。この間もずっと作業出来たら、どれだけのことが出来るのだろうかといつも思う。本州に生まれたかった。ということで、長男坊家の製作は来年4月以降だ。それまで俺はいったい、何をしたらいい? どこにも出かけたくないし、なにもしたくないし、なにも考えたくない。当分の間、冬眠してるか。           

  

「次男坊家の本棚を作った ②」

 

■塗装が命運を決める

塗装をどうするか、色々と悩んだ。当初は、定番の渋い薄茶色にするつもりだったが、側板の高さを確認するために次男坊の家に行ったとき、次男坊の嫁さんが、持って行った塗装していないそのままの側板を見て「これですか? 明るい~!」と目を輝かせた。これは下手に着色しないで、このまま木材の自然な色を活かした方がいいとピンときた。

それで、側板の塗装は「ノーマル・クリアー」でほぼ透明というのにした。塗料は、我が家にあるドイツ製の「オスモカラー」という商品名で、植物油と植物ワックスから作った自然塗料だ。木に浸透して膜を作らないので、木が呼吸できて、手触りも自然に仕上がるという。

棚板は少し色を変えて、これもオスモカラーの「ホワイト・スプルース」という、木目を消さない薄い白色で塗装した。落下防止の丸棒にも、ノーマルクリアーを2度塗ったら、少し黄色っぽくなった。最初は、色の濃い茶色にしようと思ったが、本の表紙が目立たなくなると思ってやめた。本棚全体が明るいと本自体が目立つようになり、孫達も目に入りやすいだろう。

 

     

 

■木目の凹凸を感じて欲しい

この塗料は原則は一度塗りで、刷毛で塗った後、布切れで塗料を木目に沁み込ませるように拭いていく。2度塗りすると1.3倍くらい濃くなるようだが、側板を1回塗りしたら木目がキレイに浮き上がっていい感じなので、それでやめた。

その2日後、完全に乾燥してから目の小さな紙やすりで何度か擦ったら、少しツルツルになった。さらに、目の細かい紙やすりをかけるとテカテカになるが、そうなると木目の凹凸の良さがなくなると思ってやめた。この自然の木目を孫達に感じて欲しい。木目が薄っすらと浮かんでいる感触が、すごくいい。

柾目とは違うが、中心から外に広がるような木目で、肌触りがたまらない。

 

■本棚の搬入、そして設置

当初は、完成品を木工室から次男坊のワゴン車に積んで、次男坊の家に持って行って設置しようと思った。しかし、組み立てると大き過ぎて重量もあり、木工室から出すのが大変だ。車に積むのも難しいし、次男坊の家の中に入れるのも大変だということで、組み立てないで持って行くことにした。

組み立ては、次男坊の家の居間でやった。側板と棚板をビス留めし、最後にそれを持ちあげて指定の場所に設置した。設置するのに、天井に突っ張るためのアタッチメントがいる。側板の足元にアタッチメントをはめ、天井の方の側板にもバネ入りのアタッチメントを取り付け、斜めから少しずつ立てていき設置した。かなり、しっかりと固定できたので、地震が来ても大丈夫だろう。

ということで、次は長男坊家のテーブルと本棚だ。”講釈は1流、腕は3流”のヘボ大工の挑戦は、命ある限りまだまだ続くのだ~! ちなみに、ウチの女房は講釈夫人(侯爵夫人)。    

  

上に行くと曲がって写ってるが、真っ直ぐ。一番上の空いたスペースの壁には、なにか貼ってと言っておいた。右端に息子が脱ぎ捨てた半ズボンが。父親に似て、ダラシナイ。

 

「次男坊家の本棚を作った ①」

■SPF材を使ったよ~!

次男坊家の本棚を作った。資金に限りがあるので、出来るだけ安く、そして良いものを作ろうと、無い知恵を絞って作った。使用する木材は、側板と棚板に、SPF材(2×4材等)を使った。2×4材で使われているのは、スプルース(トウヒ)、パイン(松)、ファー(モミ)の3種類で、その頭文字をとってSPF材と言われている。

本棚のサイズは、高さが240㎝で、横幅を88㎝にした。側板の木材は、2×6材(366×14×3.8㎝)で、左右合わせて2本だ。この2×6材は、ジョイフルという江別市の大麻店で買って来た。店内にいた店員に声をかけて、この木材をみてもらったが、この店員がすごく良かった。ラッキー!

鈴木さんという40~50代の男性で、長さが3.6mもある多くの2×6材の中から選んでくれた。まず、5~6本の中から良さそうなのを選んでくれたので、その辺で選んだ方がいいかなと思って「この2本でいいかな」と言うと、その2本を縦にしたり横にしたりして反りを見ている。自分も見てみたら、かなり左右前後に反っている。

 

        

 

■素晴らしい店員、鈴木さん

それで、残りの木材から、また5~6本見てくれて結局、あまり反りのない2本を選んでくれた。これは大正解で、反りがあると、後で棚板を付けるときに大変だ。反りを修正できればいいが、これだけ厚い板(3.8㎝)だと修正は難しく、棚板も隙間だらけになる。なんと言っても、高さが2m40㎝もあるからだ。助かった。

選んでもらった2本のうちの1本の木目を見て、惚れ惚れした。節は下のところと中間に1個ずつあるが、なんとも味のある木目になっている。この木目がきれいな側を、外側の見える方にした。いい人に選定してもらって、本当に良かった。お礼を言って名前も聴いた。ありがとう!

 

上の板の流れる筋のような木目の手触りが、なんともいい。

棚板には2~3年前に買った1×4材(240×8.8×1.9㎝)があったので、それを使った。幅が狭いので2枚合わせて、ビスケット・ジョイントという方法で繋ぎ合わせた。最初の1枚は、少し隙間が空いたが、2枚目からはコツが分かって調整し直して、キレイにはぎ合わせた。全部で5枚作った。棚の手前には、本が落ちないように、四角の小さな材を接着剤でくっ付けた。

ビスケットジョイントで板を繋ぐ

 

一気に、棚板3枚を接着! 反らないように、漬物石を乗せて。 

 

完成した棚板と丸棒

 

側板に設置すると、こんな感じになる。

 

■遺作と思ってやってるぜ!

さらに、本が手前に落ちてくるのを防ぐために、丸棒を左右に渡るようにした。これは、左右の側板に電動ドリルでドリルビットを使って、丸い穴を空けた。ここにヒバの集成材の丸棒を差し込む。ただ、丸棒と丸穴と同じサイズの直径1.5センチでは、丸棒がきつくて入らないので、ビットを1.6センチにしたが、今度は少しスカスカだ。それで、接着剤でくっ付けることにした。

日曜大工のヘボ大工なので、これもまあいいだろう。くっ付かなくて、くるくる回っても、それもいい味になる。SPF材は柔らかいので、傷もすぐ付く。孫達も男だから荒っぽいので、すぐ傷だらけになるだろうが、それもまたいい味になるだろう。

この本棚を見て触って、ジイチャンをいつまでも思い出してくれよ~! ジイチャンの遺作だよ~! 遺作は木を切る~🎵 トントントン🎵 トントントン🎵 遺作~🎵 遺作う~🎵 

         

「『星を継ぐもの』を読みたい!」

■漫画版を読んでみたい

ネットで、昔のSF小説「『星を継ぐもの』ジェイムズ・P・ホーガン著」」というのがすごく面白いと書いてあったので、図書館で借りてみた。しかし、これが40年前に出版されたときのボロボロの文庫本で、ページが濃い茶に変色し、字もかなり小さくて、とにかく読みづらい。読むのを断念した。年寄りには無理だ。

もっと、キレイな中古本があるかとAmazonで探したが、新版が出たばかりのようで、中古本は新品くらいの価格だ。あきらめていたら、なんとこの小説の漫画版が出ていた。しかも、これを書いた漫画家は「星野之宣」という人で、そういえば昔からよく見ていた絵に覚えがあった。この人が描くなら、面白いだろう。漫画版だと読むのが楽でいい。

Amazonで調べてみたら全部で4巻もあって、4巻セットだと5,500円もする。古本で買って揃えても、4,000円以上する。今の自分には高過ぎる。2箇所の図書館の在庫をネットで検索してみても、この漫画版はなかった。小説も、今回借りた図書館のものだけだった。

 

 

■久々の当りのSFか?

漫画は昔から大好きだが、もう読みたいと思うのがなくてあきらめていたので、これは久々のヒットかとワクワクした。古本屋のブックオフの各店を巡って、探してみようかな。セットで揃っていなくても、各店を巡って1冊ずつでも揃えていこうか。 この「星を継ぐもの」のあらすじを、借りてきた文庫本の前書きから抜粋すると、

「月面調査隊が真紅の宇宙服をまとった死体を発見した。すぐさま地球の研究室で綿密な調査が行われた結果、驚くべき事実が明らかになった。死体はどの月面基地の所属でもなく、世界のいかなる人間でもない。ほとんど現代人と同じ生物であるにもかかわらず、5万年以上も前に死んでいたのだ。謎は謎を呼び、一つの疑問が解決すると、何倍もの疑問が産まれてくる。やがて木星の衛星ガニメデで地球のものではない宇宙船の残骸が発見されたが…」。

ラストは、あっと驚く展開になっているらしい。こういうのが大好きなので、読みたくて仕方がない。新版の文庫本でも買って読んでみようかと思うが、880円もする。今は節約してるから、もう少し待ってみるか。古本屋も見てみよう。

ということで、なにか面白いSF映画を急に観たくなった。過去に2回も観ていたが、Amazon videoで無料のリドリー・スコット監督「プロメテウス」を観た。リドリー・スコット監督の作品は、どれも期待を裏切らない。この「プロメテウス」は、エイリアン誕生の謎を解き明かす作品になっている。しかし、3回目だけど、何回観ても面白いな。

 

 

 

 

 

「家計簿、今年1月から継続中!」

3年ほど前から毎年、家計簿に挑戦しては挫折している。そして、また今年もしぶとく挑戦してみたが、何度もレシートが山ほど貯まってしまった。これはまたダメかと思っていたが、なんとかまとめて家計簿に記帳した。そんなことを何度か繰り返している内に、とうとう今年1月から今まで続いている。

10月まで記帳して集計し、各月の支出額を比較して見てみた。その月によって結構な差があるときは、子供家族や孫に使ったり、各税金の支払い日だったり、他にも特別な出費があったりする。それでも、他の支出を見てみると、まだまだ節約できる余地があると思った。家計簿を何度も何度も見直してみると、色々なことが見えてくる。

さらに、クレジットカードや指定銀行からの引き落としの支出額の一覧表を作ってみた。表計算ソフトのエクセルで作ってみたが、見やすくて分かりやすく、合計も自動でやってくれるので非常に楽だ。支出科目を後で加えたりするのも実に簡単で、改良に改良を重ねている。表計算ソフトってやっぱり、すごいね。

        

家計簿も1月から12月分まで、エクセルで作ってみた。手書きの家計簿を付けているので無駄かと思ったが、小計や累計を自動ですべて計算してくれるのがいい。そして、手書きの家計簿と比べて、確かめにもなる。手書きの家計簿は、字を書くのと、電卓を打つのでボケ防止になるだろう。かなり、指を使うからねえ。

年金の収入や、クレジットカードや銀行の引落しの収支表を作るには、かなり苦労した。それは、自分と女房は別会計でやっているからだ。自分と女房の年金は折半しているが、年金に含まれている介護保険料や健康保険料は別だ。各自の分に別ける。水道光熱費も折半し、家の固定資産税やリフォームローン、そして孫達の誕生日プレゼントや祝い事や食事会なども折半している。

10月からの年金支給額の通知が来たが、国民健康保険料が今までより1万8千円も増えていた。その分は自分の分なので、月に9千円も減ることになる。昨年の収入が少し増えたからだという。年収100万円位だが、少し稼いでも、こうして国や市に次々と税金やらで取られるので、生活がなかなか楽にならない。国の税収は毎年、過去最高を更新していて、我々にかなりの負担がかかっていることを実感する。

       

       


夫婦2人、別会計でやっているため結構、複雑な表になってしまった。しかし、この表を苦労して作ってみて良かったのは、金の動きや流れが一目で分かるようになったことだ。今まで漠然とモヤ~としていた金の動きが、明確に見えてきた。不思議なことに、今まで何となく不安だったのが、逆にこれを改善すれば良くなる、という前向きな気持ちになる。

クレジットカード各社の請求の詳細は、ネットで見れるようにした。これからの分も、これで分かる。便利になったもんだなあ。過去の月の請求額も内訳も見ることができるので、集計表を作るときに大いに役立った。請求書もなにも捨てていて、手元になかったからだ。 

この表を見て、出費が多いところも明確になった。まだ、少し収入は足りないけど、その分を節約して支出を少なくすれば、なんとかやれるかもしれない。収入を増やすのが難しいのだから、支出を減らして行くしかない。

半年前からブログの記事が途絶えたが、家計簿の得意なRitaさんに褒めてもらいたかった。バイク転がして、元気でやってますかね。

            

「暖房費の節約をしよう」

今年の冬は、大幅に暖房費の節約をしようと思っている。冬季間は、何が一番金がかかるかというと、暖房のための灯油代だ。冬季間は、毎月3~4万円かかる。だから冬季間だけで、約20万円の暖房費になる。これをなんとか削減しなければならない。今まで、暖房費など気にしたこともなかったので、本腰を入れて削減したい。

我が家は、全部屋がパネルヒーター暖房になっている。それで、女房が生活している居間と自分の部屋だけパネルヒーターをオンにして、他の部屋はすべてオフにしようと思っている。今までは、各部屋も少しは暖めておかないと、家自体が冷え切ってしまうと思っていた。それで、冬季間も各部屋のドアを開けっ放しにしていた。

自分の部屋も、4か所ある窓の内の3か所を透明の断熱ビニールで前面を貼り、冷気が窓から入るのを防ぐようにした。窓から入る冷気が、温度を一番下げるからだ。それと、暖房で体を温めるより、なるべく厚着をして体を温めるようにしようと思っている。この自分の、寒がり屋体質を徐々に変えて行くしかない。体質改造~! 変身~!

 

       

      

元々、自分の父親が異常なほどの寒がり屋で、冬季間の実家の温度はいつも30度以上だった。訪ねて来た会社の人や知人は皆、汗だくだった。「暑い!暑い!」と、逃げるようにして帰って行った。それに、自分も次第に慣れて行ったので、極度の寒がり屋になった。

昨年3月、一緒に今のマンションの管理人になったOさんも、自分と同じくらい寒がりだった。2人とも、会社のストーブなので灯油代を気にすることなく、心置きなく温度をバンバン上げて使っている。職場では大船に乗ったような気持で、家ではカヌーに乗ったような気持ちで我慢する。「たまには、大船に乗せて~!」と、職場で発散だ。 

           

           

 

しかし、暖房費のかからない家に出来ないのかねえ。太陽光発電は、設備投資がかかるしなあ。今回、暖房費の節約をしてみて、その結果、どれくらい灯油代が減るのだろうか。灯油代を意識して生活しているのと、そうでないのとでは結構、暖房費は違ってくると思うのだが。

「そろそろ、冬支度をするか」

今は、昼間の最高気温が20℃で、朝晩は10℃~15℃くらいで、段々と寒くなって来ている。それでも、例年よりは暖かい。家の基礎部分の四方にある、換気口6か所を閉めた。冷気を家の中に入れないためだが、来年の4月以降になるとまた開けて、暖かい空気を家の中に入れる。湿気対策もあるのかな。

雪が降ると、片道15分ほどの職場に通う車のタイヤも、スタッドレスタイヤに交換しなければならない。これからは、今までとは比べものにならないくらい、運転には神経を使う。自分もそうだが、次男坊のことを心配している。

次男坊の職場が、今年8月から江別市内から札幌市内に変わった。今までは、車で片道10分ほどで職場に着いていたが、今度は1時間もかかるようだ。冬道だと、1時間20分くらいかかるかな。札幌市内だと交通量も多いので、アイスバーンも多い。子供のことは、何歳になっても心配なものだ。

       

      

 

職場での服装も色々と考えて準備している。要は長袖の肌着とモモヒキだが、ユニクロのヒートテックという防寒肌着を着用する。この他にも、さらに厚手の「超極暖」というのがあり、寒さが厳しいときはこれを着用する。この「超極暖」は、生地も厚くて、今の時期に着ると暑くてしょうがない、というくらい暖かい。

午前中にやる約1時間半の各階の廊下掃除では、出来るだけがさばらなくて、動きやすいのがいい。そして、汗の対策だ。ヒートテックは汗をかいても、汗を熱に変えるそうで暖かく、すぐ乾く。今までの肌着は、汗をかくと濡れたまま冷えていくので、寒くて仕方なかった。段々と進化したインナーが出て来るので、仕事や除雪で動き回るときは、すごくいい。

 

       

職場の広い駐車場を歩くと、路面がツルツルで転びそうになる。たまにゴミ捨て小屋の屋根に上がって雪下ろしもするので、滑って転ぶと危ないし、この歳なので骨でも折ったら大変なことになる。入院にでもなると、一気に筋力も体力も落ちるし、収入も途絶えると生活できなくなる。死活問題だ。自分は骨粗鬆症なので、簡単にポキッと折れたら困る。

滑らない靴を買おうと思っていたが、ガラスの粉やセラミックの粉を靴底のゴムに混ぜてあるものは、結構値段が高い。スパイク付きの冬靴もあるが、これでマンションの廊下を歩くと傷だらけになる。柔らかい床なので、すぐ傷がつく。たまに建設関係の入居者だと思うが、それで廊下を傷だらけにしている。困ったもんだ。

折り畳み式のスパイクの靴もあるが、その都度、切り替えるのが面倒だし、忘れてしまいそうだ。ということで、冬のテカテカ路面で滑りにくく、しかも安価な靴を探そうと考えていたが、いいのを見つけた。しかも、1,632円と安い。

靴にゴムバンドを装着するタイプで、今までもスパイク付きのはあった。しかし、これはスパイクを使っていなく、ゴム底の形状を工夫している。大手メーカー製で、氷の上での実験動画もあり、良さそうなのでこれにした。もう注文して我が家にあり、これから長靴に着けてみる。ゴムバンド、すぐ切れたりして。

 

 

 

「ペアルック?いいね」

 

■入居者の激しい入れ替わり

マンションの入居者も随分と入れ替わり、知らない顔がかなり増えた。それと、若い連中が多くなったような気がする。ゴミの整理を手伝ってくれているNさんとも話していたが、去年よりもペットボトルや空き缶の量がかなり増えている。若い人が増えてきたからかな、と話していた。

賃貸マンションなので、入れ替わりが激しいようで、去年の3月から勤め始めた自分には驚きだ。従って、いい加減なゴミ捨てや、部屋の騒音の問題もまた次々と出て来ている。特に男子学生だと思うが、夜中に友達と騒ぐようで苦情が絶えない。

入居者が管理人に苦情を言って来たり、我々の管理会社に直接電話して、苦情が行く場合もある。自分は、顔なじみの人には「我々管理人に言うよりも、直接管理会社に言った方が、すぐ対応するからいいよ」と言っている。我々から上司に報告しても、返事が返って来ないことが多いからだ。

 

 

          

 

■学生のカップル?

若い連中が多くなってきたが、中にはカップルが2~3組いる。昼頃に出かけたり、帰って来たりするから学生なのだろう。この近辺には大学が多いので、恐らくそうだ。仲良く手をつないで、ペアルックの同じ服まで着ているのもいる。

クソ―!俺なんか、若い頃はそんなこと1度もなかったぞ。よくそんな同じ服を着て、手をつないで、よく恥ずかしくないもんだな! う、うらやましかー!  考えてみれば、自分が通った高校は男子校で、しかも自分のすぐ下の学年から男女共学になった。こんな、ふざけたことがあるのか! 俺の青春を返せー!

まあ、それはいいとして、この学生?カップルの親は、同棲していることを知っているのだろうか? ゴミ捨てを手伝ってくれるNさんの隣の部屋に入居して来た若いお姉ちゃんは、男友達?を入れ替え取っ替えしているようだ、とNさんが言っていた。毎回、違う車で、違う男がやって来ると。そして、その内、部屋に帰って来なくなったそうだ。もう、勝手にしろ―!

   

             

 

■ずっと幸せならいいけどね…

まったく、今の若い連中はどうなってんだと書いてきたが、あまり大きな声では言えない。というのは、ウチの次男坊が学生のとき、アルバイト先のコンビニで知り合った娘と、就職が決まるとすぐ同棲したからだ。今の嫁さんだ。相手の親は了承してるのかと聴いたら、「大丈夫!結婚を前提にしてるから」と言う。まったく、誰に似たのか。

若いカップルが、ペアルックを来て手をつなぎ、幸せそうに部屋から出て来ると、自分は必ず挨拶をする。そして、心の中で「ずっと、幸せならいいけどね…、フフフ 楽しいのは今だけだったりしてね、…フフフ」とつぶやく。この歳になると、色んなことがあり過ぎて、心が歪んできてる。でも、ずっと幸せでいることをオジサンは祈ってるよ。

「オバサンは強いな」

 

自転車を移動するオバサン

例のクレーマーのオヤジにはずっと悩まされていたが、強い態度に出てから、自分の出番のときは寄り付かなくなったので楽になった。このオヤジのために、今までの管理人は随分と悩まされ、辞めて行った管理人もいた。襟首をつかまれて、羽交い絞めにされた気の毒な管理人だ。その人の業務日報を見たら、そのことが詳細に書いてあった。

このオヤジを嫌っている入居者が、結構いることが段々と分かって来た。3~4人の入居者と、今までに色々なトラブルを起こしている。 最近、このオヤジとトラブルになった、強い高齢女性がいる。一度だけ、管理人室に用事で来たことがあったが、大人しそうな、70~80代の御婦人だった。

その御婦人が、オヤジが所有している3台の(廃棄自転車を集めてる)自転車の内2台を、駐輪場から隣の棟の駐輪場に夜中、運んだ。このオヤジが翌朝、「俺の自転車2台がない」と言って、もう一人の管理人に監視カメラのビデオを見てくれと頼みに来た。ビデオを見たら、このオバサンが夜中に寝間着姿で、2台の自転車をせっせと運んでいる姿が映っていた。

 

         

 

女は強し、男は弱し

それから、外でこのオヤジとオバサンの口喧嘩が始まったそうで、挙句にオヤジが警察を呼んだ。それ以来、このオヤジの自転車は2台になった。それにしても、このオバサン、以前にもこのオヤジに「狭い駐輪場に3台も停めるな!冬の除雪も、勝手に玄関に溝を掘って危ないから迷惑だ!」と書いた紙を、このオヤジのドアに貼ったらしい。すごいオバサンだ。

このオヤジとトラブルがあった他の入居者は男ばかりだ。30代くらいの人も居て「あのオヤジ、追い出せないのかい?」と、自分によく言っていた。それで、今回のこともあったので、「皆で署名して、管理組合の理事長にあのオヤジを退去させる話をしに行ったらどうか?」と言うと、途端に黙る。そして、あのオバサンをリーダーにしようかとか言う。男はダメだな。

いつも、ゴミの整理を手伝ってくれる80代のオバサンも、「あのオヤジは口先だけで、どうにもならない奴だよ」と言ってる。ゴミ整理をしていると、色々と話しかけてくるが、知らん顔して、返事もしないで相手にしないという。女性は強いなあと、つくづく思う。それに比べて、自分も含めて男は弱いな。

「淡路島は、自分のルーツ」

      

■自分のルーツは?

前の記事で、以前勤めていた会社にいた淡路島出身の課長のことを書いた。実はこの課長、自分と遠い親戚にあたる。(笑) 自分の父親の両親が淡路島出身で、父親の兄貴の奥さんも淡路島出身で、この課長とは従妹になるようだ。

この奥さんは、この課長に輪をかけたような、かなりのドケチで、ウチの父親は随分と悩まされていた。父親の母親(自分には祖母)も、自分の兄のことを「金もない癖に」とバカにしていたそうだから、小さい頃から淡路島の人とはそういうものかと思っていた。もう、みんな亡くなっているだろうから、言ってもいいだろう。(笑) 

自分にも、そんな血が流れているのかと考えたことがあるが、自分は母親の方の血が濃いようだ。母親の父親は東北出身のようで、最初は鉱山技師で、その後は木材関係の商売をしていたが、人に騙されて倒産した。正直で大人しい人で、自分はこっちの方に似たようだ。                                      

                          

■淡路島に行ったことがある

淡路島出身の人を調べてみた。作詞家の阿久悠、俳優の渡哲也と渡瀬恒彦の兄弟、笹野高史、太地真央などがいる。そして、大嫌いな上沼恵美子もいた。渡瀬恒彦は、芸能界で喧嘩最強だったようだ。そして、歴史上の人物で「高田屋嘉兵衛」がいる。この人は、極貧の農家出ながら、北前船の商人として成功し、ロシアの交渉や北海道の開拓にも大いに貢献した立派な人だ。

淡路島には昔、父親と親戚数人で行ったことがある。真夏で、とにかく焼き付けるような暑さだった。父親の両親が、北海道に移住する前に生まれ育った町に行ってみた。すると、父親の妹の叔母さんが、「あの人(ハゲタカ課長)が、父親とここで商売をしてたんだけど破産してね。北海道の親戚を頼って夜逃げして来たんだよ」と、余計なことを言った。

そんなことがあったので、ハゲタカ課長もあんな風になったのかもしれないと思ったが、いや違う。あの従妹の叔母さんのドケチぶりを見れば、元々そういう家系だったと分かる。2人はそっくりだ。我が家の淡路島の親戚は、淡路島の印象を悪くしているのかもしれない。

 

        

 

■淡路島に、ユダヤ人が入植した

前に何度も書いたが、淡路島には昔、ユダヤの失われた部族が上陸して住んだ、という伝説がある。残されている墓、神様を拝む様式、儀式で唱える言葉、そして祭りの方法など、昔のユダヤのものと酷似しているという。それで、イスラエルから何度も調査団も来ている。当時の新聞にも、そのことが書いてある。

そして、これも前に書いたことだが、自分の父親の母親(祖母)の弟が数年に一度、淡路島から北海道の祖母のところに遊びに来たのを、2度ほど見たことがある。片方の目玉の色が、驚くほどきれいな濃い青色だった。見てはいけないものを見たような気がして、思わず目をそらした。自分がまだ小学校高学年の頃だ。

数年前、或る本に「淡路島には、ユダヤ人の混血と思われる目が青い人が何人もいた」と書いてあったので、これかもしれないと思った。自分が中学生の頃から、何故ずっとユダヤに興味を持つようになったのか、今考えると不思議だ。アウシュビッツのことに関するTVドラマなども、学生の頃にもなぜか関心があって観ていた。ユダヤのDNAが、自分の中にあるのかもしれない。

 

       

 

■事務課長の怒り

あの真夏の、「アイス略奪事件」のとき、「あの人の真似はできないなあ」と、仲の良い事務課長と話していた。そのとき、事務課長が「俺はあの人と10年近く一緒に居るけど、あの人から一度だっておごってもらったことがないんだよ!俺は何度もおごったことがあるのに。だから、俺はもう一切、あの人におごらないと決めたんだ!」と、怒るように言った。

10年近く、一度もおごられたことがないとは、怒るのも無理ない。でも、あの人には一切おごらないといっても、みんなに買って来たものを真っ先にハゲタカのように飛んできて、さらっていくんだからどうしようもない。1人ずつに、アイスを手渡ししたらどうか? そこまでやるようになったら、終わりだな。

         

■外交交渉は、大阪のオバサンに

そういえば昔、大阪から来た団体バスツアーの人達が、お土産屋に寄ったときのことを思い出した。一番後ろの窓側の席に座って、窓から顔を出している長老らしい高齢のオバサンに、土産物を買って来たオバサン達が、幾らで買ったかそれぞれ報告していた。

そして、その中の一人が報告しに行ったら、長老のオバサンさんが「値切らんかったんかい!アホかー!」と怒鳴った。その長老のオバサンは、バスが出て行くまで「もっと、まけんかい!」と、見送りに来ていた店の人に叫び続けていた。

大阪の人はデパートでも値切るそうだが、北海道では信じられないことだ。金にうるさい中国人に対抗できるのは、日本では大阪のオバサン達だけだそうだ。中国政府に「押したら引く」と見くびられている我が政府も、中国との外交交渉を大阪のオバサンにやらせてみたらどうだろう。「押されたら、もっと押し返す」かも。